車いす

私は訳あって4年前から車イスに乗っています。
病気でどうしても切らなければいけなかったのですが、足を切断したときは、ああ俺の人生もう終わったな、と正直思いました。
でも主にはもちろん妻ですが、医療関係者や、職場の人たちやらの支えと助けがあって、何とか、元の生活の80%ぐらいのことは自分の力でできるくらいまでになりました。
でも身体面では80%ではあっても、精神的にはまだ20%ぐらいしか回復していません。4年も経ったのにです。まだ人前に自分の障がい者としての姿を晒すのが怖かったり、恥ずかしかったりします。
他人の目が気になります。義足を着けているので、見た目はよく見なければ分からないのですが、まだ義足ができる前、片足で車いすに乗っているときは、二度見されたこともありました。
他人の目を気にしてしまうということは、僕自身が健常者であったとき、障がい者を、差別的な目で見ていたからだと思います。
身体の一部が欠損しているのを目の当たりにしたら一瞬ギョッとするのは当たり前で、それが「普通」の人の感覚です。
身体は障がい者になってしまったのに、まだ精神的には健常者の気分が抜けない。いまだに身体と心の折り合いが付けられない状態にあるのだと、自分では思っています。
人間というのはかくも身勝手なものかと自分自身、驚いています。